ばけらった

きみがこわがる死者はきみのあるべき姿
鏡のなかのそれはきみじゃない
明日も嘲笑うの ばけもの
夢が途切れた朝に眠るふりして泣いた
まるで腫れ物に触るように
ぼくを撫でるけれどその手とても冷たい

ここはありますか
ぼくはいますか
そこはどこですか
きみはだれですか

まさか落ちぶれるなんて考えられなかった繰り返す痛み
半端なままでわらってる半端なままでへらへら
明日も嘲笑うの ばけもの