半透明

意味のない歪みに名前をつけようとして手持ち無沙汰
間に合わせでポケットの底をなでた
役立たずで迷惑だと切断されても口答えできない関係性を維持するのに
こんなに必死になって
存在が溶けるように終わっても否めない

生まれつき向いてなかった

夢をみては弾かれて自分に似合う場所を捜す
ここも違うようで意味もなく空の体をゆらす

あてもなくここにいていい