烏龍

籠のなかの鳥は世界を敵にまわして
眼を隠したままゆれるカーテンを感じてる

危険な蒼さに囚われ這うようにじべた舐めて
繰り出した庭はまるで地獄のようなとこだったんだ

まどろみのあとでぶつけた頭が流す血どす黒く汚してく
放つものすべて醜い