或る春

アイデンティティが崩壊して、大切な思い出もぬりかえて、生まれたことまで後悔して、気持ちの底からおちぶれて、要らない情報が溢れて、正しさに迷ってばかりだ。消費するだけの人生。世界は広いよ、違う生きかたもあるよ。日曜は眠ってた、ずっと。春の風。踏切の音。どんな風に不安になんの?期待しないで壊したくなるから。きれいな心。みにくい体。むなしさをうたのこやしに生きていける気がしてた頃に戻れない。夜になると眠れない。朝がくれば起きれない。どこにもいけない。いけない。いけない。いけない。いけない。私がいけないだけ。いたみをわすれた人はきらい。いづれみんな消えるし所詮君も他人だとか思いだそう。思いだそう。そして優しくなろう。