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すみの席 きいた声は鼓膜を裂いてこもったまま
カーテンの染みをながめた そらした先の視界は別世界

悪気ない様子で鬼たちは退屈な群れをつくった
むかいあわせなんて隣には誰もこない
先生しらないの

背後であなたがわたしを罵った
それからだみんな同じ顔にみえるようになったのは

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迫りくる明日もこわいものとしってた
過ぎ去りし春は遠く美しく
落ちてくまぶたみひらいて両手で作る羽根は脆く儚く まぶしすぎる世界

それでもね、
秘密うたえれば平気でいられるんだ
見上げた先の陸橋で朝顔の傘が咲くの虹ように

あなたのように笑えなくてもいいよ今は
ゆるしてくれるなら

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日々の跡 嘘みたいな今をうけいれる ふせったまま

·

いいわけするな
たいしたことない
どうしてうつろうよ
なにもできない
だからやめる
せめてもの冷静

きかないでときみはいう いつくものかなしみは過ぎ去って それすらもう感じなくなっただけ どうしてもっとうまくできないの ふれないでときみはいう それですべては消え去って ぼくは愛せるようになるのかもしれない そんなわけないか 一切の欲を押し殺してそれでも垂れ流すからみんな去りひとりきり 夢の中みたいに浮かべる ここで終わるのも悪くない きみはいう嘘偽りもなく

きかないでときみはいう
いつくものかなしみは過ぎ去って
それすらもう感じなくなっただけ
どうしてもっとうまくできないの

ふれないでときみはいう
それですべては消え去って
ぼくは愛せるようになるのかもしれない
そんなわけないか

一切の欲を押し殺してそれでも垂れ流すからみんな去りひとりきり
夢の中みたいに浮かべる

ここで終わるのも悪くない
きみはいう嘘偽りもなく

あんま興味ないよでしゃばらないで
聞くに耐えない
静まり返る 消えたいわけじゃない…..

思うように言葉は伝わらず
誤解を招く種となり

なんとなくけだるい
金を食い荒らす虫
信じることはなく
その逆も然り

おきる、たべる
なげき、ねむる
めまい、うつつ
つらい、やめよ

そういうサイクルで
むなしいのわかっている
予想してみても不吉な不安が残るだけ

あらかじめ うけいれる 
試すように こなすのさ

ごめんなさい
私が悪い
ごめんなさい
あなたが嫌い

存在が迷惑 
生きている罪悪感 
接触がきまずい 
沈黙に慣れたい

思うように言葉は伝わらず
誤解を招く種となり

なんとなくけだるい
金を食い荒らす虫
信じることはなく
その逆も然り

おきる、たべる
なげき、ねむる
めまい、うつつ
つらい、やめよ

そういうサイクルで
むなしいのわかっている
予想してみても不吉な不安が残るだけ

あらかじめ うけいれる 
試すように こなすのさ

ごめんなさい
私が悪い
ごめんなさい
あなたが嫌い

u
· u

背中をみている翳になって
かぼちゃの笑みがこわい
あせてく視界に
白けた視界にまぶしいいきもの
次第に軽蔑 ぜんぶ空想

意味のない歪みに名前をつけようとして手持ち無沙汰
間に合わせでポケットの底をなでた
役立たずで迷惑だと切断されても口答えできない関係性を維持するのに
こんなに必死になって
存在が溶けるように終わっても否めない

生まれつき向いてなかった

夢をみては弾かれて自分に似合う場所を捜す
ここも違うようで意味もなく空の体をゆらす

あてもなくここにいていい

なんであんなこといったんだろう
いつまでも絡みつく
ねえきみは生きてる?ぼくは死んでくんだ
いけない
思いつく限りのいいわけを用意しようよ
ぼくはぼくを騙すのに必死で
消えない感傷は片割れに預けて
消えたい感情は右から左でとめどなく
卑怯なあなたの思考に置いてかれそうだ
いかないで

軽蔑した目でこっちみんな
おれだっていたいわけじゃねー
忘れたふりしてちゃんと数えてんだろう
生きようなんてだせーよなだからって今は息もとめられない
流れるがまま死んでいく

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哀しいのは嘘じゃなく
野放しにされた幻想

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